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実体の無い、現実と思われているこの世界の、本当の時間の速度というものがあれば、それを知った時に。

時間という語彙に限らず、言葉はあくまで言葉でしかない。

かなり以前より、ズボンのチャックの閉め忘れが多い事には気付いている。

せっかち。

おにぎりは必ずこぼす。いや、全ての食べ物をこぼしてしまう。

それは一年があまりにも早すぎるから。

十代、自分がもしも本当は羊であって、人間だと思い込んでいる病気であったとしたら、

おそらく死んでも気付かない。という、恐怖と幸運。

自我の目覚め、羊、中二病。

全て混沌。

白黒はあって、ない。灰色も当然のように無い。

矛盾も無い。矛盾しかない。

言葉という無意味。他人に伝える言葉の重さ。

ヤマト宅急便に向かう際には、いつもチャックを触る。

摩訶般若波羅蜜多心経

コーヒーは毎日こぼす。

タバコの灰はいつも太腿にある。

一年が早い。

 

 

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[ 未分類 ] [ 2014/12/10 ]