「Frank Matsura」
明治生まれのフォトグラファー。
本名「松浦栄 まつらさかえ」。
単身でアメリカに渡り、1900年代初頭の開拓者やインディアンを死ぬまで撮り続け、死後何十年も経った後、アメリカ開拓史の資料としても価値のある膨大な数の写真が
「Frank Matsura」の名の下に世に発表される事となる。
この時代のアメリカは混沌としていて所謂諸悪、あまりいい社会ではないのかもしれません。しかし、例えば物、洋服、建物やその内装、時代背景を感じる労働者達や、その後ろに写る今も変わることのないであろう風景。それらの空気感は最高にかっこいいものばかりです。そして見た瞬間にファッと自然にその空気感に包んでくれる「Frank Matsura」という人の写真家としての力はとてつもないものだと思います。穏やかな雰囲気の写真が多いのも、調べてみてなるほどと思いましたが、とても知性的で均衡のとれた人だったようです。こんな時代の雰囲気の物を、私も生み出せれば・・・。
深山さん、ありがとうございます。
すばらしい写真集に出会えました。
[ FRANK MATSURA frontier fhotographer ]
page 128
Chief Koxit George of the Moses band.
copy right 1910
Hozho 04-7103-5753
[ 未分類 ] [ 2012/05/12 ]